BLOG ブログ

どんな社員も輝かせる社長の共通点は?PR 課長ニシダ、はじめての社長対談!【前編】

このたび、弊社コラボスタイルのPR課長にラランド・ニシダさんが就任しました!

今回は、ニシダ課長と松本社長による対談が実現。

ニシダ課長には対談を通じて弊社の魅力をしっかりと引き出してもらいつつ、前編では、既定の枠にとらわれないラランドの個人事務所・レモンジャムと、「ワークスタイルの未来を切り拓く」という理念を掲げるコラボスタイルの共通点を探ってもらいました。

ラランドが大手事務所を選ばなかった理由

ニシダ:松本社長、今回はコラボスタイルのPR課長に選任していただきありがとうございます。なんでCMにラランドを起用してくれたんですか?

松本:こちらこそありがとうございます。ラランドさんを起用したのは、会社の理念「ワークスタイルの未来を切り拓く」にマッチしていると思ったからですね。

ニシダ:というと?

松本:自分たちで個人事務所を立ち上げて活動しているラランドさんは、これまでの芸人とは違う新しい働き方をしていると感じたんです。

ニシダ:確かに、ラランドは大手事務所に所属したことはないですね。しかもサーヤさんは会社員とお笑い芸人の二足のわらじで生活して、そこから個人事務所を立ち上げて社長になるっていう異色のキャリアです。

松本:でも、なんで個人事務所を立ち上げることにしたんですか?ほかの事務所からオファーはありましたよね。

ニシダ:そこはマネたくのほうが詳しいんじゃない?

マネたく:はじめまして、マネージャーのマネたくです。補足すると、僕がサーヤに相談されて「個人事務所のほうがいいんじゃない?」って伝えたんですよね。ラランドは大学時代から評価されていて、2019年の『M-1グランプリ』でもアマチュアで準決勝に進出したんで、どの事務所でも売れるやろなと思ったんです。大手事務所じゃなくても売れるポテンシャルがあったんですね。

松本:なるほど、マネたくさんのアドバイスだったんですか。

マネたく:僕は新卒で芸能事務所のマネージャーになっていろんなケースを見ていたので、ラランドは個人事務所のほうが向いてそうだと感じたんですよね。やっぱり大きい事務所に入ると制約も多くなるから、ラランドの良さが出ない気がして。

松本:なるほど、自分たちらしい仕事をするための選択だったんですね。やっぱりCMにラランドさんを起用して正解でした。

ニシダ:松本社長はなんで「ワークスタイルの未来を切り拓く」っていう理念にしたんですか?

松本:「世の中のワークスタイルを少しでもよくしたい」と思って起業したからです。働き方がよくなれば、生活にも余白が生まれて楽しくなるじゃないですか。働く人の人生をちょっとでも楽しくしたいと思ってコラボスタイルを作りました。

ニシダ:ってことは、悪い働き方をした経験があるんですか?

松本:はい。僕は元々バーテンダーだったんです。15時ぐらいから仕込みが始まって、深夜遅くまで接客して、時には朝方までほかのバーにも足を運んで…っていうワークスタイルでしたね。それで「ITの力を使えば新しいワークスタイルを作れるはず」と思って心機一転IT業界に転職しました。

ニシダ:バーテンダーから社長になって、名古屋駅直結のIT企業を作ったのってめちゃくちゃすごいですね。

ビジネスで「3人」は鬼門

松本:ラランドの事務所・レモンジャムこそすごい組織だと思ってますよ。サーヤさんが社長、マネージャーのマネたくさんが副社長、ニシダさんが社員ですよね。

ニシダ:はい、俺だけ平社員ね。

松本:マネージャーがニシダさんより上の役職だし、相方のサーヤさんはニシダさんの雇い主だし、とんでもなく差をつけられてるじゃないですか。

ニシダ:さっきから本当のことをズバズバ言わないでくださいよ。

松本:ごめんなさい(笑)社長目線で見ても、3人の組織で結果を出しているサーヤさんはすごく優秀な社長なんですよ。まず自分がトップに立って、ほか2人を対等な立場にしなかったのが英断ですね。

ニシダ:みんな対等だとまずいんですか?

松本:3人ってすごい鬼門で、僕はそれで失敗したことがあるんです。2人なら意見がまとまりやすいけど、3人だとなかなかまとまらなくて揉めやすい。でも、サーヤさんは経営のコンビをマネたくさんと、お笑いでのコンビをニシダさんと組むことで、それぞれ二人三脚でうまく進めていますよね。

ニシダ:へえ、3人って難しいんですね。

松本:サーヤさんのコミュニケーションも絶妙だと思います。どんなに仲が良くて息の合う相方であっても、社長は社員を評価して給与を決めないといけない。しかも、もともと大学の友達だったのに、結果がすべての仕事で良好な関係を保つのはものすごく難しいです。

ニシダ:友達と仕事はしないって人もいますもんね。

松本:僕も友達と働いたことがありますが、やっぱりうまくいかないので離れました。友達でありながら、厳しさと優しさを両立できているのはすごいですよ。

ニシダ:確かに俺から「これをやりたい」って主張はしないんで、サーヤさんやマネたくから「こういうのやってみたら?」って促されることが多いですね。

松本:そのうえ、サーヤさんは社長感を出さないじゃないですか。ちゃんと芸人らしく振る舞って、ラランドの芸人イメージを守ってる。すごく難しいことをやっていると思います。

ニシダ:なるほど。相方だけど、全然わかんなかったな。

社員を肯定するとうまくいく

松本:社長としてサーヤさんに共感するポイントがたくさんあります。まず1つは「社員の肯定」です。

ニシダ:肯定?俺、サーヤさんにめちゃくちゃダメ出しされてるけど。何なら俺への悪口企画があるくらいで。

松本:YouTubeで人気の企画ですよね。でも、一見サーヤさんがニシダさんを貶しているように見えて、ポテンシャルを生かしているじゃないですか。会社の大事な商品でもあるニシダさんを「どう売り出すか」というブランディングをしっかり考えてるなと感じます。

ニシダ:どこで感じてくれてるんですか?

松本:ダメ出しでニシダさんの短所を指摘しながらもお笑いに昇華してますし、ほかにも小説を書かせたりドラマに出演させたりして、ニシダさんのマルチな魅力を引き出していると思います。

ニシダ:あー。小説を書くようになったのも、サーヤさんに「そんなに本を読むんだから、文章を書いてみたら?」って勧められたのがきっかけですね。それで出版社からオファーをもらえたので。

松本:それに、ニシダさんの発言で大笑いしてますよね。もちろん自然と笑ってるんだとは思いますけど、相方をしっかり立てようという意識もあるはずなんです。YouTubeの動画を見ていると特に思いますね。ニシダさんの言動で大笑いできる企画をちゃんと用意しているなって。

ニシダ:いい話っぽいけど、なんか複雑だな。

松本:いやいや、どれもニシダさんの個性を肯定しているからできることなんですよ。じゃないと、ニシダさんのいろんな面を引き出して、魅力的に発信できないですから。

ニシダ:そうなんですか?

松本:そうじゃなきゃニシダさんの短所をあんなにおもしろい企画にできないし、お笑い以外の活動も推奨してくれないと思います。

ニシダ:まあ、短所は死ぬほどいじられてます。

松本:社員の人間性を肯定するところが、コラボスタイルの行動指針と通じています。いろんな人と働いていると、意見がぶつかって「どうしても苦手」と感じる相手もいるじゃないですか。

ニシダ:相性がありますもんね。

松本:だからこそ「相手のことを否定から入るな」と伝えて、肯定ファーストの文化を大事にしています。相手をいったん受け入れて「何を思っているか」を想像しなさい、と。そうやって肯定するところから入れば、チームがだんだんまとまっていくんですよね。

歩合制より給料制?理想のキャリアを作るコツ

松本:ところで、レモンジャムって歩合制なんですか?給料制なんですか?

ニシダ:ああ、うちは給料制ですね。なぜなのかはよく知らないですけど。

マネたく:じゃあ僕が補足しますね。それぞれがやりたい活動ができるように、サーヤに「歩合制じゃなく給与制にしよう」と提案したんです。

ニシダ:そう言えば、芸能事務所って歩合制のほうが多いよな。

マネたく:歩合制にすると稼働すればするほどお金をもらえるから、やりたくない仕事も受けやすくなるんですよ。それでブランディングがうまくいかなくなったりするんですよね。

松本:なるほど。目先の利益にとらわれやすくなりますね。

マネたく: 3人とも給与制で、年末に1年の活動を振り返って翌年の年俸を決めています。特にニシダは給料制のほうがいいんですよ。

松本:なぜですか?

マネたく:執筆活動をしているからです。本を書いている芸人は「執筆活動に時間を取られて、その間は給料が下がる」っていうのがあるあるで。もし急に仕事が減ってもやりくりできるように、ニシダには給与をコツコツ貯金してほしいなと思ってます。

松本:歩合制だと単発的にやる気を出させることができて、給料制だと長期的なキャリアプランを立てることができるんですね。営業には歩合制を取り入れる会社も多いんですが、コラボスタイルは歩合制にはしないと決めています。

マネたく:同じですね。 歩合制のデメリットがあるんですか?

松本:歩合制だと競争意識が生まれて活きのいい社員が入ってくるんですけど、みんなが個人プレイに走って、チーム全体を見なくなるんですよね。

ニシダ:とりあえず個人で成果を出して、自分の給与を上げたいって思っちゃうもんな。

松本:僕が理想とするのは、チームで成果を出して社員みんなの給与を上げていくやり方です。ただ、それだと「どうすれば給料が上がるのか」が歩合制ほど明確じゃなくなり、社員がモヤッとしやすい。レモンジャムではどうやって給料を決めていますか?

マネたく:サーヤが僕とニシダに年1回ヒアリングして判断します。ニシダがサーヤに伝えにくいことがあれば、僕が相談役として間に入ることもありますね。

松本:社員に個別で向き合う姿勢にはとても共感します。我々も何かトラブルがあったら「コラボスタイルには合わないからほかの会社に行ってね」と突き放すのではなく「コラボスタイルで活躍するにはこういう行動をしてほしい」と伝えて向き合っています。社員のポテンシャルを発揮するには試行錯誤がつきものなんですよね。

【後編へつづく(次週(9月26日)公開予定】