















オフィスの進化は、社員の矜持へと進化する
3階建ての事務所兼倉庫をフルリニューアル。新しい働き方、そして企業のブランディングも想定した上で、オフィスデザインからワークスタイルまでトータルなオフィスを提案しました。
まずは1階。従来は事務室として使われていた空間を、フレキシブルに使えるオープンエリアに再構築。ミーティングをはじめ、食事や休憩など、自由に使えるほか、巨大プロジェクターによるセミナーや研究発表など多用な使い方ができるよう設計しています。
2階は、社員食堂だったところを、全面ガラス張りを活かしたオフィス空間に。見晴らしが良い窓側にはカウンターデスクを。日が落ちてから望むオフィス外観はインテリアショップのような美しい空間。そこに先端のワークスタイルが浮かび上がります。また、北欧のデザインを取り入れたバーカウンターとカフェラウンジを用意。真鍮が美しいこだわりのラウンジはコミュニケーションを促すバーになっており、休憩時間や就業時間後のリラックススペースとして活用されています。ワークスペースには、仕事の効率化と創造性を喚起するリノリウム天板のワーキングカウンターをオリジナルで制作。クリエイティブが生まれる場として利用されています。
3階に向かう階段の天井は、缶の材料となるアルミのモビールが揺れるアートな空間に。会議室に向かう時には、創作意欲を掻き立てるアイコンとして機能しています。3階は倉庫のほか会議室を集約。スタンダードな設計の大会議室、撮影スタジオなどにも使える中会議室。小会議室は、座りながら話し合いができるユニークな空間に。
側島製罐様では、社員も積極的にオフィスリニューアルに参加を促すイベントを実施。オフィススペースの壁一面の漆喰壁は社員が左官作業にて仕上げました。その手作業の一つひとつが社員の意識を変え、矜持へと進化していきます。常に「缶(can)」の新しい可能性を追い求める側島製罐様。社員一人ひとりが、缶の可能性を求め続ける。缶にできることを探し続ける。今夜もまた、オフィスの活気が暗闇に輝きます。